「かっけ」とは?
にんにく味噌でたべるこの地方独特の、体の温まる食材です。
そばを打ってのばしたものを三角に切り、とうふや大根といっしょに鍋で
茹でて食べるしゃぶしゃぶにも似た料理です。寒い冬の夜、からだが
温まるので来客のあるときなどなりよりのもてなしでした。
「かっけ」と言う名は、「角形」からきているという説、「かけら」の意味だとい
う説などがあるが どれがほんとうなのか?はっきりとしたことは謎のままです。
一説によると、蕎麦切りは当時贅沢品で自分たちでは食べず、お客様が来た時だけにお出しする料理でした(わんこそばがよい例です)。 その際に蕎麦打ちの残りのかけらを捨てずに自分たちが食したことから「そばのかけら」から「かっけ」となったと言われています。
この他にも、この地方の方言で「さあ、食べてください。」という意味の『かぁけえ。』からきているという説などがあります。
青森県三戸地方では、「つっつけ」というところもあるようです。